Fashion
洋服の力をみくびってはいけない。
私が自分の外見に気を使い出したのは中学1年生の頃。
男の子に紛れて、毎日Tシャツとハーフパンツしか履いていなかった私が、
最初は人目を気にしながらセブンティーンを買いつつ
慣れないワンピースに首をかしげながら、なんとも言えない居心地の悪さでした。
私がファッションに気を使い出した一番の理由は、
進学した私立女子中学校で入学したばかりの4月に、前に座る女の子が
「後ろの子きもくない〜?」
と私に聞こえるように他の子に話していた事。
今まで外見なんて1mmも気にしてこなかった私が、
初めて外見について周りから意見され、しかも否定された瞬間でした。
それ以降、私は自分が「気持ち悪い」という脅迫概念が頭から離れずに、
少しでも普通に見えるよう、いわば「正解」を探すために普通の女の子の格好を模索しました。
次に訪れた転機は中学3年生の頃。
もともとボーイッシュ嗜好の私は、当然雑誌のようなガーリーな服は違和感しかなく、
余計に頭がこんがらがっていました。
そんな時に出会った雑誌は「zipper」。
もっと自由に自分を表現出来るファッションのあり方に衝撃を受け、のめりこみました。
メイク道具も買い揃え、髪を染めれないのでウィッグまで買い、
それが学校の制服を着崩し校則違反の常習犯になり、
気づけば「普通に可愛くなる」為のファッションは自分の中にはどこにもありませんでした。
あんなに人目を気にして、文句を言われないように怯えながら生活していた私ですが
ファッションの自由さを知ることができたお陰で
「もっと目立ちたい!」「自分の個性に生きたい!」「他人に流されたくない!」
と180度方向転換することができました。
今では自分のコンサバではないファッションや髪型、メイクに居心地の良さと誇りを感じています。
まだ自分自身に自信がない部分も沢山です。
けれど、好きな洋服やメイクは私に自分を誇るには十分すぎる自信を与えてくれます。
ファッションを好きになれて、私の環境も180度ポジティブに変わりました。
自分を表現する場を持つ事、自分の個性に自信を持つ事は
健康的に生きる上で非常に重要な事だと思います。
このホームページでは、私自身を作るコーディネートや身にまとう物を沢山紹介したいです!
賛否両論ある格好も多いかもしれませんが、温かい目で見ていただければ幸いです。
2017.05.02 (火) Yumi Nishimura
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